変数について

NSInteger

符号付き整数を表します。
この型の変数に小数を代入しても、自動的に整数に切り下げられます。

CGFloat

実数を表します。小数を表したいときはこちらを使います。
数値の後ろにfをつけて代入する場合があります。
3行目でNSIntergerと同様の3を代入したときの、出力の違いに注目してください。

BOOL

真偽値を表します。真偽値とは、YESかNOかのような2択の値です。
C言語ではtrue / falseで表しますが、Objective-CではYES / NOで定義されています。
またこの値は実際には整数の1か0を表しています。そのため、出力するときは%dを使います。

NSString

文字列を表します。変数を宣言するときは、*(アスタリスク)をつけて、使うときはつけません。
また、NSStringは次に説明するObjective-Cオブジェクトのうちのひとつです。
C言語で文字列は@をつけずに”(ダブルクォーテーション)だけで囲みますが、Objective-Cでは前に@をつけます。

補講)ポインタとは?

これはObjective-Cでは特に覚える必要もないので、流してもらって大丈夫です。

変数の前に*をつける場合、その変数はポインタとなります。
ポインタとはメモリ上のアドレスを差します。前回、ノートを使って型の説明をしたと思いますが、何ページ目にそのメモが書いてあるかを表すものがポインタとなります。

・宣言時にをつける
・使うときは
をつけない